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●20期生より

大学では,自ら学びたい分野を選択している以上,授業に行けばそれなりの知識を得ることができます。一方で,研究会では,単なる知識の吸収を越え,苦楽を共にする仲間ができ,更に,指導して頂く教授から,授業にとどまらず,これまでのご経験,人生観,勉学に対する姿勢など,人生の大先輩としてお話を伺う機会を得ることができます。

ゼミでの三木先生は,ある程度の理解まで自分で行うことを要求されるので,確かに厳しい部分もあるのかもしれません。しかし,自分で勉強した上でわからない部分は,理解ができるまで丁寧に教えて下さる,とても優しい方です。

一方,プライベートでの三木先生には,本や映画の感想や,海外での体験談で盛り上がったりと,授業を受けるだけでは絶対に知ることのできない一面を見せて頂いています。

また,定期的に食事に連れて行って下さったり,進路について相談に乗って下さったりと,卒業後も何かと気にかけて頂いています。私が進路について悩んでいた際,「それは料理人になるか,料理評論家になるかの違いにすぎないから,君がより進みたいと感じる方に進めばよい」とアドバイスを頂いたことは,今の進路を選ぶきっかけになっています。

三木先生は,とにかく知識の限界が見えない方ですが,それなのに人間味にもあふれていて,面倒見も良く,そのような方の背中を追う機会を得られたことは,本当に幸せなことだと思います。

                          (2014年卒業)

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