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(1)概要

三木研究会では、本ゼミのほかに、希望者のみを対象とするサブゼミを設けています。

サブゼミは、他の研究会におけるサブゼミとは異なり、司法試験及び予備試験を受験することを前提に、弁護士の先生のご指導のもと、民事訴訟法に限らず、受験科目全般に関する講義と問題練習を行っています。

 

 

(2)ゼミの日程等

①時間帯  

基本的には、毎週土曜日の9時半から13時までです。ただし、参加する学生の希望を踏まえて、午後に特別なプログラムが組まれることもあります。

 

②対象科目等

主として憲法、民法、刑法を対象としています。ただ、夏休みや冬休みの期間を利用して、民事訴訟法や刑事訴訟法、手形・小切手法の集中講義や問題練習も行います。

弁護士の先生が作成した一行問題や事例問題に加えて、司法試験や予備試験で出題された論文式試験問題や短答式試験問題も使用されます。判例を体系的に検討する「判例研究」も行います。

ゼミに参加する学生は、事前に指定された課題を検討したうえで、ゼミに臨む必要があります。

 

​③ゼミの形式

本ゼミと同じく、ソクラテスメソッドで行われます。ただ、比較的少人数であることから、頻繁に指名され、発言することが求められます。同時に、他人の発言を聴いてこれを批判的に検討し、自分の考えと違うところがあればそれを発言することも求められます。

事前の検討が不十分であれば、十分な発言ができません。その結果、得られるものも少なくなってしまいます。

このように、参加する学生には、一方的に「授業を聴く」のではなく、他の学生と「協力して授業を作り上げる」ことが期待されています。

 

 

(3)サブゼミの魅力

ゼミの間は、弁護士の先生や他の学生とのやりとりがひたすら繰り返されます。その結果、論理的に思考するとはどういうことかを正しく理解し、身につけることができます。併せて、用いられる条文を体系的に位置付けること、条文に含まれている概念やその背後にある考え(趣旨)を深く理解することができるようになります。単なる丸暗記ではない、「本物」の知識とスキルを得ることができます。

併せて、様々な人とのつながりを得ることができます。サブゼミは同じ意識を持つ者が少人数で集うため、親交を深めることができます。また、サブゼミのOBOGのロースクール生との合同ゼミや親睦会なども行われます。その年の司法試験に合格なさった先輩や、すでに実務家として活躍なさっているOBOGの方々の、お話やご意見を賜ることのできる貴重な機会も数多くあります。

 

 

(ご指導いただいている弁護士の先生のコメント)

法律学は論理学です。とりわけ、法解釈学は「言葉」を使った「数学」です。「国語」ではありません。条文ないし概念の内容に論理操作を加えるて法規範の内容を明らかにし、これに与えられた事実をあてはめて、自分なりの「答え」を出す作業です。

法解釈学においては、条文を体系的に理解すること、これに含まれる概念とその背後にある考え(趣旨)を正確に理解すること、論理的に考えることが、それぞれ求められます。サブゼミでは、参加するそれぞれの学生がこれらを十分に身に付けることができるよう、やりとりを繰り返していきます。

また、サブゼミの性格上、その内容やレベルは、参加する学生の意欲と能力に左右されます。法律を学ぶ高い意欲を持った学生が、数多く参加してくれることを期待しています。

 

 

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